あとから続く落ち葉が左右にわかれて落ちていく。
坂道につもった木の葉が雨が降ると小川の流れのようになった坂道を流されていく。
流れにさからって木の葉の小さな小山をつくるのも大雨の後の風景になる。
この「カタマリ」の木の葉のまわりで遊んでいるのは「つがい」の山鳩、近づく車の音にもあわてる様子もなく「なにか」をつついている。「虫かな」「木の実かな」・・・
しばらく「つきあって」「ながめている」。
坂道のまわりには杉林があるが、秋のこもれ陽が地面に「つきささるように」刺していると秋が深くなっていることに気がつく。
名曲「枯れ葉」をくちづさんで静かに車をスタートさせた。