ベランダの長イスを花火をする広場まではこんでくる。
さあ、山荘の花火ショーのはじまりだ。
大人も子供も「夕食」の後のひととき花火を楽しむ。
音の出るものや噴出の強いものは山荘には似合わない。
主役は線香花火だ。
まわりが暗いのでパチパチとはじける火花が美しい。
じっと動かさずにいると「炎」のかたまりから残りの火花がはじける。
線香花火は「今も昔も変わらず」「小さな思い出」をつくってくれる。
再会を約束して「山荘」にバイバイする小さなお子さまの「虫かご」の中には、今朝早く起きてつかまえた「クワガタ」が2匹入っている。
夏休みも終わりに近づいた。
涼しくなった夕暮れには「なくセミの声」も少なくなった。