日中の太陽の下では、もう春だ。
レストランのベランダからながめると、茶畑が広がり、その向うに見える「たまの樹」が美しい。樹齢150年の巨木はパノラマの中でも、ひときわ目立つ。
風の谷から「ジャレ」ながら飛んできた2羽のカラスが、大きくジャンプをして「たまの樹」の枝の中に消えた。
小鳥たちの遊び場は、「ながめて楽しむ」リピーターたちにとっても評判はよい。
「これを見るために来るんだよ」とおっしゃるファンの方は多い。
新茶のシーズンをのぞいては、前方に見える茶畑はわき役であるが、少しずつ春の気配を感じさせてくれる。
この畑を「なわばり」にして、「コジュケイ」たちがさわぐ日が近い。
なき声の「コチャコイ、コチャコイ」音頭がパノラマのBGMになる。