すがすがしい朝の空気の中で飲むコーヒーの味は格別だ。
前山から近づいてくる朝陽は夏場の色あいはなく、さわやかな光をはなちながら、こちらに近づいてくる。
そのあたりがよほどに快適なのだろう。
数羽の小鳥たちが景色をさえぎって飛び遊んでいる。
すぎ去った台風の影響か、すっかり葉をおとした木々は、枝の先をひろげてのんびりと役目をはたした気分にひたっている。
朝食タイムの時間待ちは短いひとときであるが、 コーヒーが飲み終わると、ゆったりとした気分になれる。
「パンガマ」のブザーが鳴る。
クロワッサンが焼きあがったのだ。
さぁ、朝食の仕上げをしよう。