この本の中に紹介された「燻製室」は、アクティ森の中に残してきたが、今回のはこれよりも小さくコンパクトに仕上がっている。(高さ1500?、横1200?、奥行きは大人4人が入れるぐらい)中は、二段になり、後方には吊るすこともできるので、たくさんのものが一度に燻製することができる。
燻製中にトビラをあけなくてすむように、小屋の横にとりつけた電気のスイッチである程度の温度管理もでき、「けむり」をコントロールできるように、ファンも送れるようにした。熱燻はできないが冷燻と温燻は出来る。
今回完成した「燻製室」の自慢は、「燻製小屋」と言えるような環境の中にあることだ。「山荘のベランダ」の横にある桜の大木のそばに建てられた小屋は、カメラアングルで見れば、バックには山並みが連なり、小さな部落「上の平」がすっぽりと入るのである。 自然に囲まれた「燻製小屋」はゆったりとしたけむりをまわりの木々にも与えてくれる。
この新しく完成した「燻製小屋」も、たくさんの人に見ていただけることであろう。 「燻製」とは・・・・ ― 素材にけむりがあたり、そのけむりがおいしさをつくりあげる。けむればよいでのはない。いかにおいしくなるようにけむりがあたるかが「燻製」の大切なところなのである。