三 鞍 の 山 荘
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そしてついに実現した夢とは

「三鞍の山荘」に力を入れるということは「アクティ森」を離れるということであった。「アクティ森」の仕事を共に始めた森町の行政の人たちも、ほとんど定年を迎えて辞めている。これも辞めるための引き金となったが、気持ちよく辞めることができた。いよいよ「三鞍の山荘」オーベルジュ(フランス語でハタゴ)に本気になって取り組むことになる。
 昼もランチをやる。場所柄、相変わらず予約をしていただくが、ランチは一人でも受けている。夜のディナーも、食事だけでも受けることにした。「山荘」のスケールは、食事で50名、泊まりも40名はできるので団体客も来るようになる。「三鞍の山荘」へ全力投球となると、リピーターが増え、客数もこの約2年で2倍になる。ツーリストからの問い合わせや、雑誌の取材も「今井」ではなく自然の「山荘」をクローズアップしてくれたおかげで、予約や問い合わせがひっきりなしにかかってくるようになった。

 看板から「今井」が少し外れることは、私にとってうれしいことで、それだけまわりの自然が勝っていることである。俳句を作るグループ、絵はがきを書く趣味の会、「しょうぎ」、音楽などさまざまな集まりや、同窓会、特にご年配の方たちの集まりが多くみられるようになった。今や、80才前後の方たちのクラス会があたり前に開かれ、その時の先生も参加するということが実際にあると、今後ますますのリピーターがみられることになる。

 思えばフランス、アルボワのジュネーさんのところで修行している時、自家農園があり、鶏がいて、牛や馬、ヤギがいて、ミルクやタマゴ、スパイスなどがごく自然に手に入ってきた。今、日本で話題になっているスローフード、これがあたり前に行われている事をすばらしいと感じ、いつの日にか自分もそんな店をつくろうと思った夢の「オーベルジュ」が自然の成り行きの中で仕上がっていたのである。

 この仕事をするのに何が一番満足する喜びがあるかというと、それは「暇」がとれることである。お客様との接点のある食事時をのぞけば、あとは自由になれるのである。部屋に戻りシャワーをあび、本を読み、このようなホームページへの書き込みもできる。また、学校や集会に出かけ、自分の経験や夢などを話すことができる。地方に旅をして、そこでこの集会をやることもできる。出かければそこには美味しいものがあり、人とのふれあいがある。これら全てが次の私の夢に広がっていくのである。


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フランス料理 今井
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