空中で「ほたる」どうしがぶつかってしまうほどの数の多さに驚きながら、「ほたる」の乱舞の美しさに見入っている。
「くらやみ」に慣れてくると、かすかに人影が動く。見物の人たちの数はわからぬが話し声からするとかなりの人出である。
誰かに「えんりょ」するのか話しのトーンを下げているのが面白い。小さな「ライト」を持っている人を「えんりょがち」に足下だけをそっと照らすだけでつけっぱなしにはしない。自然の中の「ルール」をしっかりと守ってくれている。
「ほたる」の寿命は短い。「乱舞」をみることができるのは、よほど「その日」に出合わさないかぎり難しく、「ほたる」を見たいというお客様のご要望に全てお答えできないのが残念であるが、今年はお子さまづれのファミリーをご案内できたことは幸いであった。
温度差の異なる上流では、少しづつではあるが「ほたる」が見られるので、夕食後、ご案内して楽しんでいただいている。このあたりは自然がいっぱいなのである