ベランダの前の「山栗」がもうすぐ食べられるようになる。「イガ」のはじける日を待っているのも実に楽しい。この「山栗」は、小粒だが甘く、ほくほくしているので美味である。茹でるだけで食べられるが、裏ごしにして「クレームアングレーズソース」をかけたアイスクリームの上にのせて食べると、素晴らしい「秋のデザート」になる。その日が近い。 さて、今日は珍しい「メニュー」をご紹介する。
9月5日、横浜ニューグランドホテルで行われた「サリー・ワイル」を偲ぶ晩餐会メニューである。
(日本に本格フレンチを伝えたスイス人シェフ)
昭和2年(1927年)震災復興のシンボルとして建設されたニューグランドホテルに初代料理長として招聘された。
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詳しくは「www.salyweil.com」をリンクして下さい。
80年前の料理は、メニューだけを見ると地味でハデさがないが、料理の原点を見たようでその味覚には感銘を受けた。
昭和39年(1964年)、サリー・ワイル氏のお力添えで全日本司厨士協会により、青年渡欧派遣司厨士としてスイスに留学。料理修業ができた自分にとりましては、素晴らしい思い出の日となりました。